※本イベントは終了しました。ご来館された皆様、ありがとうございました。

現在当館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため木曜・金曜のみの開館としていますが、「第21回東京大学ホームカミングデイ」の実施にあわせて、当館のイベントとして10/15(土)に『見て、聴いて、触れる-大学博物館でのマクロ先端研究』を開催することとなりました。

本イベントでは、当館に所属する若手教員・研究員が行ってきたマクロ事象を扱った研究内容を展示場にて紹介するとともに、実際に用いた標本・資料を手に取って直に研究を体感していただきます。また、普段は開放していないバックヤードのツアーも予定しています。ぜひご来館ください。

日時:2022年10月15日(土)10:30~16:30 (10:00開館)
場所:総合研究博物館本郷本館
入館料:無料
主催:総合研究博物館
※当日は館内の同時滞在人数を、原則として30名程度に調整させていただきます。
 混雑時には入館制限を行う場合がありますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

 参考:入館案内

各ブース配置図(画像をクリックすると拡大版が表示されます)

【本イベントのナビゲーターおよび内容】

矢後勝也「標本から昆虫研究の科学と温故知新に触れる」
バックヤードの昆虫収蔵庫内で、昆虫標本を間近に観察しながら形態の特徴やその意味を考えるとともに、標本から紐解く環境変動や歴史生物地理などに触れ、生物多様性保全の重要性を体感してもらいます。

金崎由布子「山と森の狭間で-アンデス東斜面の考古学」
アンデスの高山地帯とアマゾンの熱帯雨林の狭間に位置する、アンデス山脈東斜面では、二つの伝統が融合したような特異な古代文化が発達しました。1960年代から最近年まで、東京大学が行ってきた当地域の研究成果を、資料とともに紹介します。    

三木健裕「西アジア・イランの土器に触れて体感する古代の暮らし」
イランは、世界ではじめて農耕牧畜がおこなわれた西アジア地域に属します。イランでは農耕牧畜がはじまった際、どのような暮らしが営まれていたのでしょうか。遺跡から実際に見つかった土器に触れて、当時の生活の一片を探ります。

④尾嵜大真・大森貴之「年代を測る加速器質量分析計(Accelerator Mass Spectrometer)」  
加速器質量分析計は極めて少ない量の同位体を測定するための装置です。資料の中に残っている、決まった速度で減少する放射性同位体・炭素14を測定することで、資料がどれくらい古いものであるか知ることができます。普段はガラス越しにしか見ることのできない加速器質量分析計の実物を間近に体感しながら、その仕組みについて解説します。

⑤工藤光平「さまざまな皮からその動物の生き方を知る」
外界と動物体の境界をつくる皮。この展示では哺乳類、鳥類、爬虫類と色々な動物の皮を手に取りながら、毛、羽、鱗の着き方の違いや、色や形の多様さを自由に比較し観察してもらいます。リアルな動物の存在を手触りで感じながら、それぞれの動物の生き方を考えてみましょう。    

過去のイベント画像1(画像をクリックすると拡大版が表示されます)
過去のイベント画像2(画像をクリックすると拡大版が表示されます)
過去のイベント画像3(画像をクリックすると拡大版が表示されます)

その他、以下の常設展示と特別展示もご覧いただけます。
 常設展示 UMUTオープンラボー太陽系から人類へ
 特別展示 空間博物学の新展開/UMUT SPATIUM

2022.10.11 お知らせ