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    輝安鉱の結晶、愛媛県市ノ川鉱山、幅221cm(EN010010)

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市ノ川鉱山の輝安鉱

輝安鉱はアンチモンの主要鉱石である。市ノ川鉱山の見事な結晶は世界的に有名で、明治時代に数多く流出し、海外の博物館にも収蔵、展示されている。本標本は明治時代に作成されたもので、石膏の台座に市ノ川鉱山の輝安鉱の巨大な結晶を据え付けてある。実際の産出状況を再現したものではないが、大型の結晶がこれだけそろっていることに貴重性がある。途中で曲がっていたり、ねじれていたりする結晶もあり、輝安鉱の結晶の性質を観察することができる。 (清田 馨)

参考文献 References

Morimoto, M. et al. (2004) Seasonal radiocarbon variation of surface seawater recorded in a coral from Kikai Island, subtropical northwestern Pacific. Radiocarbon 46: 643-648.

Morimoto, M. et al. (2007) Intensified mid-Holocene Asian monsoon recorded in corals from Kikai Island, subtropical northwestern Pacific. Quaternary Research 67: 204–214.