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建築のデザインに展示テーマである「映画」の特徴を反映させることはできないだろうか?
映画におけるシークエンスとは、物語上の繋がりがある一連の断片のことである。通常は
カット(ショット)という最小単位をもとにして、そのカットの集合がシーンを 構成し、さらに
そのシーンの集合がシークエンスとなり、シークエンスが繋がりを持った束 となって一つ
の映画が構成される。
この映画博物館では、さまざまな立方体の空間を用意して、一つ一つを「カット」と捉える。
カットはそれぞれ大きさ、採光、素材などの点で異なっており、これらをモンタージュする
(繋ぐ)ことによって新たな空間体験を提供する。1階(=シーン1、カット数6)は日本映画
の歴史を辿る常設展示、2階(=シーン2、カット数5)は人物に焦点をあてるなどの企画
展示を行う。敷地は鎌倉文学館の隣接地を想定する。
空間のモンタージュ
――映画博物館のデザイン
文学部行動文化学科社会学専修課程4年 大久保遼