
楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム 大地とまちのタイムライン
楢葉町町制施行70周年記念
第5回特別企画展
命をつなぐ楢葉の救荒植物
自然豊かなわが国では、古来より自然の恵みを食材として利用しながら、知恵と工夫を加えることで食文化を大きく発展させてきました。農耕技術の確立により作物の生産性は革新的に高まりましたが、農業生産への依存度の高さは、冷害や水害などの自然の脅威に襲われると、しばしば凶作に見舞われ、食物の供給が大幅に減少することにもなりました。それに対し、江戸幕府は救済金の貸付や貯穀などの飢饉対策を実施しました。飢饉の備えを記した「救荒書」も各地で刊行されています。青木昆陽(1698-1769)によって栽培が奨励された甘藷(さつまいも)は、寒冷地である東北地方での生育は芳しくありませんでした。一方、馬鈴薯などは積極的に栽培され、豊富な山菜類やキノコの利活用など、地域特有の食文化も今に続いています。
本展示では、飢饉のさいに楢葉地域で食された「救荒植物」をテーマとして、楢葉町内で新たに採集した「食べられる植物の標本」を中心に、楢葉町に残された古文書とあわせて「人々の命をつないだ植物」を展示します。また、町民に実施した聞き取り調査をもとに、冷害時に食べた野生の植物、保存の知恵などを紹介し、楢葉地域の食文化の特徴を考えます。
白石 愛(総合研究博物館 特任助教)
基本情報
展示名称:楢葉町町制70周年記念 第5回特別企画展
『命をつなぐ楢葉の救荒植物』
展示期間:2026年7月25日[土] — 2027年7月4日[日]
*標本および史料保存のため、2026年12月1日と2027年3月30日より一部展示物が入れ替わります。
主催:楢葉町・東京大学総合研究博物館
開館時間:9:00-16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜日、国民の休日、年末年始
展示会場:楢葉町×東京大学総合研究博物館連携ミュージアム 大地とまちのタイムライン 特別展示室
楢葉町コミュニティセンター1階
所在地:福島県双葉郡楢葉町北田鐘突堂5−4
アクセス:JR常磐線「竜田」駅より徒歩20分、常磐自動車道「ならはスマートIC」より5分
地図:https://goo.gl/maps/AbTiWgvcxyurijwRA
チラシ:https://www.um.u-tokyo.ac.jp/2026narahaplants_flyer.pdf
関連イベント
東大教室@楢葉 第13回
題目:「植物の教室:楢葉町の食べられる植物」
講師:池田博(元東京大学総合研究博物館准教授)
日時:2026年7月25日[土] 10:00-11:30
会場:楢葉町コミュニティセンター
詳細:https://www.um.u-tokyo.ac.jp/naraha/index_todai.html
入場無料です。
楢葉町生涯まなび課まで電話にてお申し込みください。
〒979-0604 福島県双葉郡楢葉町大字北田字鐘突堂5-6
電話:0240-25-2492