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    台湾か、1920年代作成、高さ26.5cm(TI00012957)

A13
シダ(ソテツモドキ)の根茎

早田文蔵 (1874–1934) は台湾の植物の研究で有名であるが、独特の分類思想(動的分類)を提唱したことでも知られている。また早田は、植物の系統を明らかにするには、外部形態を比較すると同時に、解剖学的特徴といった内部形態や構造も重視する必要性を説いた。展示の標本は、シダの維管束系(中心柱)を示すために、早田が解剖したシダの根茎である。 (池田 博)