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    小笠原諸島父島、2005年11月22日採集、長さ29cm(TI00012955)

A11
タコノキの果実

小笠原諸島に固有な常緑小高木。幹の下部からたくさんの支柱根を出し、その姿が蛸に似ることから「タコノキ」の名がある。果実は球形で、パイナップルを思わせる集合果である。種子は海流で広がるほか、オガサワラオオコウモリ (Pteropus pselaphon)によっても散布される。近年は外来種のクマネズミ(Rattus rattus)による食害が深刻化している。展示しているものは果実である。 (池田 博)