東京大学総合研究博物館 The University Museum, The University of Tokyo
東京大学 The University of Tokyo
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私の専門はアーカイブズ学です。アーカイブズとは、組織や個人が活動をする中で作られ、記録として保存されていく資料や、それを保存する組織のことです。アーカイブズ資料として扱うのは、紙やデジタルの文書・書類が中心ではありますが、活動の記録が音声や映像で残されることもありますし、文書と一緒に作られ保存されてきたモノ資料が含まれることもあります。
東京大学のアーカイブズ資料としては、大学運営のさまざまな事務的な文書をはじめ、研究・教育に伴って生み出される記録、教職員や学生の作り出す記録など、幅広い資料が考えられます。それらすべてが結びつくと、東京大学という組織の姿が多面的に見えてきます。大学運営のこれまでを理解しこれからを考えるための素材として、研究活動の素材として、さらには大学のことを社会に知ってもらうための素材として、アーカイブズをいかに整備し活用していくか、考えていきます。


略歴
1993年お茶の水女子大学人文科学研究科史学専攻(修士課程)修了、1994年ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ図書館・アーカイブズ・情報科学大学院アーカイブズ学専攻(修士課程)修了、いくつかの自治体アーカイブズ非常勤職員、国文学研究資料館史料館COE研究員、独立行政法人国立国語研究所研究員、学習院大学大学院アーカイブズ学専攻助教を経て現職。

主な業績
「国立国語研究所における研究資料の保存と活用について:集中管理の実現とEADによる資料記述の模索」、国文学研究資料館アーカイブズ研究系編『アーカイブズ情報の共有化に向けて』岩田書院、2010年。
「これからのアーキビスト養成の課題についての一考察:アメリカの現状をふまえて」、学習院大学文学部『研究年報』56輯、2010年
「大学組織のアーカイブズ:理論と実践の提示への期待」、全国大学史資料協議会編『日本の大学アーカイヴズ』京都大学学術出版会、2005年。