東京大学総合研究博物館 The University Museum, The University of Tokyo
東京大学 The University of Tokyo
HOME ENGLISH SITE MAP





シーボルトの21世紀

石の記憶―ヒロシマ・ナガサキ

石の記憶―ヒロシマ・ナガサキ

Systema Naturae 標本は語る

関野貞アジア踏査

アフリカの骨、縄文の骨

アフリカの骨、縄文の骨

時空のデザイン

サンゴ礁の貝類

遺丘と女神

異星の踏査

洪 恒夫 研究者リストに戻る

「展示は様々な事柄や情報を伝えるためのコミュニケーションメディアである」を持論に、展示を核とした様々なコミュニケーションスペースを作りつづけてきた。研究においては、ミュージアムの視覚化―ミュゼオグラフィーの実践研究を行っている。
ミュージアムにおける展示の役割は、学術研究の成果などを伝達することが目的となる。したがって、その特徴を最大限に活かすべく明快な目標を持って表現すれば、極めて有効な情報提供、伝達が可能となる。つまり、展示の狙いやコンセプトをはっきりとさせ、その目標達成に最適な方法を考案、デザインすることにより、訴求力の高い展示が実現できるのである。
例えば、当館には学術成果の展示化という目標があり、表現すべき成果も明確な場合が多い。資料やコレクションであれ、テーマであれ、核となるものが存在し、それを一番ふさわしい「可視化されたかたち」に仕立てていくのが私のようなデザイン側の仕事である。当館での活動には、展覧会を担当する研究者や資料ととことん向き合い、その答えをみつけることができることに面白みがある。単に表層にとどまらず、「情報を伝えるかたち」、「標本を見せるかたち」を追求することが可能な環境にある。
学術研究というと一般には馴染みが薄く、取っ付きにくいものと思われることが多い。しかし伝えるべきことがあるならば、興味を喚起させると同時に、それをわかりやすく訴求力の強い方法で伝えることが望まれる。これは、言うなれば「学術を翻訳」し社会へ伝える、つまり“ミュゼオグラフィー”の実践である。
また一方で、ミュージアムとは何か?という課題に答えるべく、その活動モデルの構築を行っている。それは、既成概念にとらわれない斬新な事業スタイルの創出、その中で標本を再資源化させる、効果的な展示の企画・デザイン等を実践し、ミュージアムの存在意義・役割を訴求するミュゼオグラフィーの実践である。これらは現在、「モバイルミュージアム」や「モデュールユニットミュージアム」として計画、実行中のところである。


略歴

1985年 武蔵野美術大学造形学部建築学科卒。株式会社丹青社入社。以降、博物館、展示施設、博覧会、アミューズメントスペース等、様々なコミュニケーションスペースのプランニング、デザイン、プロデュースを行う。
2002年 東京大学総合研究博物館客員助教授。
2005年 同館客員教授。
2008年 同館特任教授。
金沢美術工芸大学非常勤講師 、(社)日本ディスプレイデザイン協会理事。


研究実践活動

■受賞歴

2003年 ディスプレイデザイン賞2003優秀賞「SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
  映像ミュージアム」
2003年 ディスプレイデザイン賞2003企画研究特別賞「SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ
  映像ミュージアム」
2003年 ディスプレイデザイン賞2003企画研究特別賞「埼玉県生活科学センター 彩の国
  くらしプラザ」
2004年 ディスプレイデザイン賞2004大賞・朝日新聞社賞「石の記憶―ヒロシマ・ナガサキ」
2004年 ディスプレイデザイン賞2004優秀賞「シーボルトの21世紀」
2004年 ディスプレイデザイン賞2004企画研究特別賞「学術とデザインの融合による
  展示効果について 大学博物館の実験展示“石の記憶−ヒロシマ・ナガサキ”をモチーフ
  とした展示の実践」
2004年 2004 ディスプレイ産業特別賞 ・日本経済新聞社賞「学術とデザインの融合による
  展示効果について 大学博物館の実験展示“石の記憶―ヒロシマ・ナガサキ”をモチーフ
  とした展示の実践」
2004年 2004年度グッドデザイン賞「石の記憶―ヒロシマ・ナガサキ」
2005年 ディスプレイデザイン賞2005優秀賞「2005年日本国際博覧会 国際赤十字・赤新月
  パビリオン」
2005年 ディスプレイデザイン賞2005奨励賞「プロパガンダ1904−45 新聞紙新聞誌新聞史」
2005年 2005ディスプレイ産業奨励賞「Systema Naturae ―標本は語る。」
2005年 ディスプレイデザイン賞2005企画・研究特別賞「東京大学コミュニケーション
  センター」
2005年 2005年度グッドデザイン賞「東京大学コミュニケーションセンター」
2006年 ディスプレイデザイン賞2006奨励賞「アフリカの骨、縄文の骨 遥かラミダスを望む」
2006年 ディスプレイデザイン賞2006企画・研究特別賞「『人類学の研究とは何か』を伝える
  ミュゼオグラフィーの企画と実践」
2007年 ディスプレイデザイン賞2007企画・研究特別賞「モバイルミュージアムプロジェクト」
2007年 2007ディスプレイ産業奨励賞「時空のデザイン」

■展示企画・デザイン、プロデュース

□東京大学総合研究博物館

ニュートリノ展(東京大学総合研究博物館 2002)
東京大学学位記展 II (東京大学総合研究博物館 2003)
東京大学コレクションXIV:シーボルトの21世紀 (東京大学総合研究博物館 2003)
東京大学コレクションXVII:石の記憶〜ヒロシマ・ナガサキ(東京大学総合研究博物館 2003)
東京大学コレクションXVIII:プロパガンダ1904-1945〜新聞紙・新聞誌・新聞史(東京大学
  総合研究博物館 2004)
東京大学コレクションXIX:『Systema Naturae』標本は語る。(東京大学総合研究博物館
  2004)
東京大学コレクションXX:関野貞アジア踏査(東京大学総合研究博物館 2005)
開館10周年記念特別展示:アフリカの骨、縄文の骨??遥かラミダスを望む(東京大学総合
  研究博物館 2005)
新規収蔵展示:川口四郎博士コレクション―サンゴ礁の貝類(東京大学総合研究博物館
  2006)
東京大学創立130周年記念事業展示:遺丘と女神 ―メソポタミア原始農村の黎明(東京
  大学総合研究博物館 2007)
東京大学創立130周年記念事業展示:異星の踏査―「アポロ」から「はやぶさ」へ(東京
  大学総合研究博物館 2007)

□その他 実績

国際花と緑の博覧会・政府苑(大阪府大阪市 1990)
ハウステンボスアトラクション・ミステリアスエッシャー(長崎県佐世保市 1992)
ハウステンボスアトラクション・ホライゾンアドベンチャー(長崎県佐世保市 1993)
宮城慶長使節船ミュージアム・サンファン・バウティスタ (宮城県石巻市 1997)
鳥取二十世紀梨記念館(鳥取県倉吉市 2001)
Skipシティ・映像ミュージアム(埼玉県川口市 2003)
埼玉生活科学センター(埼玉県川口市 2003)
2005年日本国際博覧会 国際赤十字・赤新月館(愛知県長久手町 2005)
東京大学コミュニケーションセンター(東京都文京区・東大本郷キャンパス内 2005)
科学技術館・鉄鋼展示室(東京都千代田区 2007)
ソニー歴史資料館(東京都品川区 2007)