猫科動物・鳥文様縫取裂 チャンカイ文化 (木綿・獣毛)
「月の動物」文様縫取緯紋織裂 チムー文化?(木綿・獣毛)
紡錘車 チャンカイ文化
鐙型ボトル土器(幾何学文様の着衣の母子像) モチェ文化
アンデス美術を織りなす糸 古代織物第1集
鶴見 英成
大河流域ではなく海洋に沿った山岳地帯を舞台とし、文字や車輪といった基幹的なツールを欠くなど、南米大陸アンデス地域に発祥したアンデス文明は、人類史におけるきわめてユニークな古代文明の事例と言えます。「連続展示 アルパカ×ワタ」は古代の織物を手がかりに、アンデスにおける自然と人間の関わりについての、様々な研究展開を紹介する企画です。当館所蔵の織物資料を5つのテーマに沿って集成し、アルパカ、ワタなどの生物標本とともに、5つの展示を順次開催していきます。
土器などのすぐれた造形美術を残したアンデス文明において、とくに織物の起源は古く、重要な役割を果たしました。「アンデス美術を織りなす糸 古代織物第1集」展では、特徴的な表現や技法の見られる織物資料を中心として、アンデス美術の世界を紹介します。
(本館特任研究員 アンデス考古学・文化人類学)
ウロボロス記事: アルパカ×ワタ アンデスの古代織物第1・2・3集
鶴見英成
・主な展示品:古代アンデス織物(第1集)、紡錘車・土器など、アルパカ剥製標本・
ワタ等植物標本などの生物標本
・会期:2011年4月29日(金・祝)〜5月15日(日)
・休館:月曜日
・開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)
・会場:東京大学総合研究博物館2階展示室
・入館料:無料
・お問合せ:ハローダイヤル03-3272-8600
・協力:共立女子大学
・関連イベント:
5月8日(日)、於・東京大学総合研究博物館本館
講演:7階ミューズホールにて実施
(事前予約は必要ありませんが、先着順とさせていただきます)。
13:00〜13:10 「東京大学の古代アンデス織物」鶴見英成(本館特任研究員)
13:10〜14:40 「アンデス美術4500年史:文明の黎明からインカ帝国まで」
松本雄一(南山大学非常勤研究員)
織りのギャラリートーク: 2階展示会場にて15:00より実施。
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鳥文様縫取裂 ワリ文化? (木綿・獣毛)