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海国日本は暖流と寒流が混ざり合う絶好の地理的条件に恵まれており、世界中でも際だって貝の種類の多い地域の一つです。貝類は熱帯から極域まで、あるいは深海から陸上域にも幅広く生息しており、地球上のあらゆる環境に適応しています。そして、貝殻の形や色の繊細な美しさには世界中の人々が魅了され、装飾品として利用し、コレクションの対象として収集品の多寡を競い合ってきました。貝は自らの身を守る構造物として貝殻を分泌しますが、結果として得られる形態には、人類には模倣し得ない美しさと洗練された機能を兼ね備えています。このように、種類の豊富さ、様々な生活様式、形の美しさは貝類を代表する特徴です。「貝の博物誌」展では、身近な貝から稀少種まで、自然の多様性と造形美を代表する学術標本の数々を公開します。

なお本展示は会期終了後、引き続き常設展として平成15年3月28日まで新館一階展示ホールで開催されます。(日・祭日閉館となります)


 

 


東京大学コレクション XV

特別展示

「貝の博物誌展」

会期:2002年09月21日 〜2002年11月04日

 

 

・図録

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