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1階展示フロアを使った常設展示を開始しました。これは、先端的な研究成果やキュラトリアルワークがなされたばかりの未公開資料を学内外に広く公開する特別展示とは異なり、教育・研究に不可欠な基本資料をより長期にわたって提示しようという試みです。今回は、アジア各地で収集された考古学・人類学関係の標本資料をそろえました。1877年にE.モースが発掘した大森貝塚の縄文土器、弥生式土器命名の基準となったタイプ標本、今世紀初頭に鳥居龍蔵が撮影したアジア各地の民族古写真、あるいは北海道で発掘された旧石器時代の細石刃一括資料など、東京大学が保管する考古学・人類学の基準資料を展示しています。

また、同時に、デジタル・ミュージアムのコーナーをもうけ、これまでに当館でデジタル化された資料を大形スクリーンで通覧できるようにもしています。

入館はどなたでも自由です。教育・研究、あるいは憩いの場としてご活用いただければさいわいです。


壷形土器(重文指定)
東京市向ヶ岡(現東京都文京区弥生)向ヶ岡貝塚
弥生時代後期
頚部径8.4cm、胴部最大径22.7cm
底部径8.5cm、高さ22.0cm
資料館人類・先史部門(DO. 6990)

常設展示

「アジアの人類遺跡 Ancient Heritage of Asia 」

会期:1998年03月02日 〜1998年05月15日