東京大学総合研究博物館 The University Museum, The University of Tokyo
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各 位

平成30年度「学芸員専修コース」の開催について

 拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 東京大学総合研究博物館は、平成5年度以来毎年秋に「学芸員専修コース」を開催し、これまで相当数のコース修了者を送り出して参りました。
 本専修コースは、国内の博物館及び博物館相当施設で働く専門職員を主な対象とするものです。本専修コースは、大学等の高等研究機関で生まれる新しい研究の成果を広く紹介し、それをもって自然史・文化史の枠を超えた、文字通り博物学的な「博物館学」を、博物館資料の収集や管理、資料活用や展示設計に関わる「実践的な知」と併せて習得させる専門的リカレント教育の場として企図されています。
 つきましては、同封の平成30年度募集要項をご検討頂き、貴機関の関係各位に周知のうえ、併せて参加をお奨め頂ければ幸甚に存じます。
敬 具

平成30年5月
東京大学総合研究博物館館長 
諏訪 元


平成30年度「学芸員専修コース」研修生募集要項
テーマ:博物館資料のデジタルアーカイブとデータベース

1.概要
 博物館において収蔵資料は増加する一方であり、資料の適切な管理と活用のために常に新しい技術の導入と工夫が求められている。そのために必須の手法がデジタル化とデータベース化であり、収蔵機関の規模によらず全世界共通の課題となっている。
 本コースでは当館が収蔵する様々な資料を用いて、資料の特徴に応じたデジタル化の例を提示するとともに、実際の資料を用いてweb サイト公開用のデータを作成する作業過程を体験する。
 対象は、文化史、自然史の両分野とし、考古資料、地図資料、生物資料、古生物資料等を扱いながらそれぞれの分野で現在運用中のデジタル化のシステムを紹介する。加えて、写真撮影の技法、動画作成の技法、web サイトの構築法の講義と実習を行い、デジタル化の基本技術を習得することが目標である。
 博物館資料は電子化した情報をネットワーク化することにより、全国規模でより効率的な活動が可能になる。本講座がきっかけとなり参加者に緊密な関係が構築されることを期待する。

2.実施期間及び場所
期間:平成30年11月12日(月)〜平成30年11月16日(金)
場所:東京大学総合研究博物館 本館第一演習室
(〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1)

3.担当教員
佐々木猛智(東京大学総合研究博物館・准教授)
E-mail:sasaki@um.u-tokyo.ac.jp
※ 応募手続関係のお問い合せは9 項の連絡先にお願いします。

4.募集人員
16 名

5.募集期間
平成30年6月1日(金)〜平成30年9月28日(金)
※ 応募は郵送によること(必着)。

6.応募資格
博物館、美術館、資料館、埋蔵文化財センター等の施設で、学芸員として直接
業務に携わる者又はそれに準ずる者。

7.受講料
10,000 円

8.応募方法
  次の書類を郵送すること(申し込みは郵送に限る)。
  イ.所定の受講申込書(必要事項を記入すること)
  ロ.所定の所属機関長の推薦同意書
  ハ.A4サイズの返信用封筒(宛名を記入し、140円切手を貼付のこと

9.応募先
  東京大学総合研究博物館「学芸員専修コース」実施委員会
  〒113−0033 東京都文京区本郷7−3−1
  電話:03-5841-2802 FAX:03-5841-8451

10.選考結果の通知
  東京大学総合研究博物館「学芸員専修コース」実施委員会において選考のうえ
  受講の可否を決定し、10月上旬までに各応募者に通知する。

11.その他
 ・デジタル化の業務経験の有無は問いません。この方面に深い関心のある人の参加
を期待します。
・受講者には、実際にデータを作成していただくことが課題となります。
・コースを受講した感想等について、専修コース終了後に電子メールで提出してい
ただきます。提出時期・形式等は別途指示します。
・本行事につきましては、東京大学総合研究博物館ホームページにて下記を参考に
してください。
教育活動欄の学芸員専修コース内にある「過去の学芸員専修コース一覧」
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/education/PCC_past.html
・全日程終了後、受講者には「学芸員専修コース修了証書」が授与されます。
・宿泊場所は受講者が各自で手配して下さい。
※なお、この募集要項は東京大学総合研究博物館のホームページでご覧いただけます。
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/education/curator.html

 ※なお、この募集要項は東京大学総合研究博物館のホームページでご覧いただけます。
  http://www.um.u-tokyo.ac.jp/education/curator.html


平成30年度「学芸員専修コース」日程

テーマ:博物館資料のデジタルアーカイブとデータベース

11/12 (月) 10:00-10:10 オリエンテーション  
10:10-12:00 博物館の概要説明と展示見学 佐々木 猛智
准教授(動物分類学•古生物学)
13:00-14:00 昆虫標本収蔵庫見学 矢後 勝也
助教(昆虫自然史学・保全生物学)
14:30-16:00 昆虫標本の管理法とデジタル化 矢後 勝也
11/13 (火) 10:00-12:00 文化史資料のデータベース作成、収蔵庫見学 西秋 良宏
教授(先史考古学)
小焉@敬寛
特任助教 (近東考古学)
13:00-17:00 標本写真撮影実技 山田 昭順
山田昭順写真事務所
遠藤 秀紀 
教授(比較形態学・遺体科学)
佐々木猛智
11/14 (水) 10:00-12:00 映像資料(動画)の作成 松本 文夫
特任教授(建築・情報デザイン)
13:00-14:00 考古資料のデジタル化、小石川分館の紹介 鶴見 英成
助教(アンデス考古学・文化人類学)
14:00-17:00 植物標本の管理法、デジタル化、収蔵庫見学 池田 博
准教授(植物分類学)
11/15 (木) 10:00-12:00 地図資料のデジタル化 森 洋久 
准教授(情報工学)
13:00-13:30 鉱物標本収蔵庫見学 三河内 岳 
教授(惑星物質科学・鉱物学)
13:30-17:00 古生物標本のデジタル化、収蔵庫見学 佐々木 猛智
久保 泰
特任助教(古生物学)
11/16 (金) 10:00-12:00 webデータ作成法 伊藤 泰弘
九州大学総合研究博物館•助教(博物館学•古生物学)
佐々木猛智
12:00-17:00 データベースweb公開データ作成実技 伊藤 泰弘
佐々木猛智

※講師・内容・時間帯については都合により変更になることがあります。
※この募集要項は東京大学総合研究博物館のホームページでご覧いただけます。

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