東京大学総合研究博物館 The University Museum, The University of Tokyo
東京大学 The University of Tokyo
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2017年度のシラバス

講義題目
映像デザイン実習

担当講師
松本文夫(東京大学総合研究博物館)

授業の目標、概要
映像制作の実習を通して「世界を表現する」体験をすることがこの授業の目標である。20世紀は映像の世紀であったといわれる。19世紀以降、写真、映画、テレビ、インターネットが次々と生み出され、視覚情報の生産と流通は劇的に増大した。社会の出来事や物語がおびただしい映像断片に記録され、世界は映像を介して理解される対象になっている。一方、自らカメラを持って「世界をみる」という行為は、現実を観察して写し取ることに始まり、そこに内在する人・モノ・意味などの諸関係を再編成する試みに発展する。すなわち、映像は記録と保存だけでなく、創出と再生のメディアである。映像によって事態を切り開き、状況を再解釈し、異なる時空間を横断し、新しい世界の姿を示すことができる。この授業を通して、映像による表現の可能性を実験的に追求してほしい。映像制作の経験は必要としないが、映画・写真・物語・構造・空間・造形などに関心があることが望ましい。
10月2日の授業ガイダンス時に小課題を実施する。履修希望者が予定人数(20名)を上回るときは、この小課題により履修許可者を選抜する。授業ガイダンスに参加できない者は、事前に担当教員に申し出ること(授業ガイダンス終了後の申し出は受け付けない)。該当者には小課題にかわるレポートの提出を求める(10月2日の内容とは異なる)。連絡先等はUTask-Webの「履修上の注意」の項を参照のこと。

・開講区分:A
・単位数: 2
・対象学年:1年(文科/理科)、2年(文科/理科)
・履修人数:20名に制限する
・開講期間:10月16日(月)、10月30日(月)、11月13日(月)、12月4日(月)、12月18日(月)
・開講場所:教養学部駒場キャンパス

授業のキーワード
映像、時間、空間、創造

授業計画
1)開講日時
以下の5回の日程とする。各回、5限・6限の2コマ連続で授業を行う。 
10月16日(月)、10月30日(月)、11月13日(月)、12月4日(月)、12月18日(月)
2)授業内容
1回目は映像に関する概論的な講義を行う。
2・3回目は個人による映像作品の制作を、4・5回目はグループによる映像作品の制作を予定している。
@10月16日(月) 映像概論
A10月30日(月) 課題T:構想スタディ、中間発表、映像制作手法
B11月13日(月) 課題T:発表上映会
C12月04日(月) 課題U:構想スタディ、中間発表
D12月18日(月) 課題U:発表上映会
上記の授業日以外にも映像制作の時間を必要とする。
3)実施場所
教養学部駒場キャンパス(教室未定)
4)必要機器
以下の機器を準備すること。詳細は10月16日の授業で説明する(この日に機器類を持参する必要は無い)。
撮影機器:動画撮影機能がある機器(デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ等)、三脚(必要な場合)
編集機器:コンピュータ、動画編集ソフト(参考価格1万円台前半)※
※コンピュータにプリインストールされたソフトやフリーソフトでも構わない。

授業の方法
少人数のワークショップ形式の授業である。アイディアや情報を皆で共有しながら作品づくりのための創発的な雰囲気の中で進めていきたい。

成績評価方法
提出作品により評価する。

教科書
授業時に資料プリントを配付する。
そのほか、参考資料を参照のこと。

ガイダンス
2016年10月2日(月)5限に授業教室で行う。

履修上の注意
履修希望者のうち10月2日の授業ガイダンスに参加できない者は、事前に教員に申し出ること(授業ガイダンス終了後の申し出は受け付けない)
連絡先:matsumoto(a)um.u-tokyo.ac.jp 松本文夫 ・・・(a)を@に書き換えること

関連ホームページ
映像デザイン実習(当授業)
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/education/MDW_top.html
空間デザイン実習
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/education/ADW_top.html

当授業の開講履歴
2016年度Aセメスター 映像デザイン実習 担当講師:松本文夫(GLP)
2015年度Aセメスター 映像デザイン実習 担当講師:松本文夫(GLP)
2014年度冬学期 映像デザイン実習 担当講師:松本文夫
2013年度冬学期 映像デザイン実習 担当講師:松本文夫
2012年度冬学期 映像デザイン実習 担当講師:松本文夫

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