東京大学総合研究博物館 The University Museum, The University of Tokyo
東京大学 The University of Tokyo
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壺中の迷宮、門前の緒言

アンデス文明は優れた陶芸作品で知られるが、とくにボトル型の土器が充実しているという点が世界の諸文明の中でも特徴的である。口縁部が小さくすぼまったボトルの形状は、組み立ての時点で製作者の指や工具がどのように内部に入りえたのか、そしてどのように抜いたのか、という謎を投げかけてくる。またボトルの内部は液体と気体がせめぎ合いながら移動する空間であり、中には内蔵されたホイッスル<笛玉>へと空気を誘導し、音を鳴らす機能を持つ複雑な笛吹きボトルもある。こういった古代アンデスのボトルの形状は静態的にではなく、人体/工具や液体/気体が入り、そして出ていくという動態的な視点で捉え直す必要があるのだ。本展ではとくに笛吹きボトルを中心として、X線CTや写真による3次元計測、レプリカ制作など専門的な手法による、このラビリンスの攻略を紹介する。

鶴見英成(東京大学総合研究博物館 助教/アンデス考古学、文化人類学)

特別展示『ボトルビルダーズ――古代アンデス、壺中のラビリンス』
展示会期:2020年9月24日[木] − 2020年11月29日[日]
展示会場:東京大学総合研究博物館小石川分館/建築ミュージアム
所在地:東京都文京区白山3−7−1 アクセス
開館時間:10時−16時30分 (入館は16時まで)
休館日:月・火・水曜日 (いずれも祝日の場合は開館)、その他博物館が定める日
入館料:無料
入館手続:入館の際に入館手続きがございます。(事前予約は不要です)
電 話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
主 催:東京大学総合研究博物館
共 催:BIZEN中南米美術館、岡山県立大学、東海大学文明研究所/マイクロ・ナノ研究センター
協 力:東京大学駒場博物館、科学研究費 新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学・文明創出メカニズムの解明」
建築博物教室:
  日時:2020年11月14日[土]
  会場:東京大学総合研究博物館小石川分館/建築ミュージアム
  解説:真世土マウ(岡山県立大学)
  実施方法や開催時間についてはあらためてご案内します。

展示チラシ(PDF)

展示製作者・協力者
学術デザイン企画:鶴見英成(東京大学総合研究博物館 助教)
会場構成:松本文夫(東京大学総合研究博物館 特任教授)
小石川分館:永井慧彦(東京大学総合研究博物館特任研究員)
資料研究・レプリカ制作:真世土マウ(岡山県立大学)
資料研究:森下矢須之(BIZEN中南米美術館)、山花京子(東海大学)
X線CT撮影・データ処理:前川 優、佐々木智彦(京都大学)
SfMによる3Dモデル作成:中尾 央(南山大学)、金田明大(奈良文化財研究所)、田村光平(東北大学)、野下浩司(九州大学)
映像協力:亀井 岳



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