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    シリア、デデリエ洞窟出土、1号幼児生体復元モデル、高さ78cm(Dederiyeh 1)

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ネアンデルタール幼児生体復元

日本シリア調査団(隊長:赤澤 威)によるシリア・デデリエ洞窟調査(1989–2011)では、中期旧石器時代の地層より、ネアンデルタール人の生活痕とともに人骨が見つかっている。3体の幼児骨格のうち最も保存の良いデデリエ1号人骨(1993年発見)について、骨格復元モデルに筋や皮下脂肪厚等の軟部組織を加えることにより、身長82cmの少年として生体復元された(東京藝術大学 高橋彬・宮永美知代氏による)。  (近藤 修)