総合研究博物館公開セミナー 考古学 第6講
総合研究博物館公開セミナーにつき、ご案内いたします。どなたでも聴講できますので、どうぞご参集下さい。このセミナーは中東の新石器時代を統一テーマとしておこなわれているもので、ほぼ毎月一回のペースで開催されています。今回は第6回となります。
西アジア新石器時代、なかでも先土器新石器時代後半(PPNB、紀元前7500-7000年頃)には総面積が10ヘクタールを超えるような、いわゆる「巨大集落」が出現します。それらは最初期の都市にもたとえられ人口の増大、社会の複雑化が進展した証拠とされているのが現状ですが、新石器時代に果たしてそのような巨大集落が実在したのでしょうか。この講演では考古学的データを批判的に検討し、通説を検証します。
西秋良宏(東京大学総合研究博物館)
電話 03-5841-2491 E-mail: nishiaki@um.u-tokyo.ac.jp